小説
商品紹介
家族がひとつの群れで離れることなくご飯を美味しいと思えればそれがなによりも一番だとディリヤは思う。金狼族の王代ユドハと人間の兵士ディリヤ、二人の子のアシュ。双子の赤ちゃんも生まれ、家族は幸せな日々を送っていた。だがディリヤが<狼狩り>に所属していた過去を知る、かつての上官が家族を狙う。アシュを守って戦うが、囚われたディリヤ。ユドハは愛しい恋しいつがいを取り返すために動き出し…!恋どころか、もう愛を交わしているのに、まだ告白する前の未熟な片思いのように、目の前のオスに恋をする。何度も、何度でも。