いわくつきの心臓を持つ冬春、その心臓が発する妖気に耐えられず死の淵に立っていた。死にぎわに元の持ち主に心臓を返そうと山へ登るが、そこで出会ったのは神々しい美しさの妖・嘲風。聞けば冬春の先祖である冬青が、嘲風を欺きその心臓を盗んだと言う。しばし嘲風の元で奴隷として仕えることになった冬春だが、満月の夜に、甘い香りを発しながら発情する嘲風を見て?
白月の晩に 下
渋江ヨフネ
野良犬の夜
白月の晩に 下【電子限定かきおろし付】
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