小説
商品紹介
「んー……こんなふうにさデートしたり、話したり、卵焼きの味を知ったりしてそうやって、ちょっとずつ夫婦になっていこうねぇ。俺たち」花の精霊は土地神に嫁いで、その土地で花を咲かせてもらうのが幸せであり役目。珍しい男体で嫁き遅れてしまった桃の花の精霊モモは、花も咲かない北の果ての土地神に嫁入りする。冷酷で根暗と噂される夫の神キタは、実際には陽気で笑顔がまぶしくて、寒い国の神のくせにサーファーで、モモの丸ごとぜんぶ大好きで可愛いと言ってくれて…!この幸せがずっと続いてほしい。でもモモの体に異変が…?