「俺はこの国の初代皇帝、ウトサだ」 幼帝タオが過ごす宮廷の地下には、開かずの霊廟があり“怪物が眠る”と噂されていた。生まれてからずっと宰相の傀儡として過ごしてきたタオは、国の実権を握ることも叶わず、宰相の目論みで頼りにしてきた友人すら殺されてしまう。自暴自棄のはてに霊廟に入り、柩を開けたタオが見たのは白髪・異形の大男で…?
少年の境界 3
akabeko
皇帝と怪物【電子限定かきおろし付】